漆喰作り工程

今回は漆喰の調合について説明させて頂きます。

山川工業では職人が独自の配合で漆喰を作っております。

 

 

まずは材料のご紹介です。

 

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山川工業の基本的な材料

● 消石灰  つくみ灰

● 海藻   銀杏草 つのまた

● 麻スサ

 

 

 

 

 

 

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まずは海藻を煮て糊を作ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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じっくりコトコト。

焦げ付かないように混ぜます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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海藻を煮ている間に麻スサを細かくほぐします。

他の材料と均等に混ぜ合わさりやすくなるようにです。

麻スサはひび割れ防止ですね。

つなぎの役目を担っています。

また、山川工業ではスサの長さを15㎜の特注で発注したものを使用します。

 

これが結構時間かかるんです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これが海藻糊からとれた不純物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二か月ほど寝かせます。

漆喰がより滑らかになり、壁に塗った時の仕上がりが格段に上がります。

 

如何でしたか?

山川工業では漆喰についての情報をもっと発信していきたいと思っております。

興味のある方はぜひ、山川工業のアトリエに漆喰を体感しにいらして下さい!

瓦補修工事

震災の影響で、近頃は瓦の補修の依頼も多く、親方は朝早くから屋根に登って作業しております。

麦わら帽子に、冷感タオル!!

熱中症対策もバッチリです!!!...しかし...暑い...。

まだまだ猛暑日が続くようで、皆様も熱中症、夏バテには十分注意しながらこの夏を乗り切りましょう!

 

 

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被災住宅の応急修理 

かなり久しぶりの投稿になり申し訳ございません。

熊本地震の影響による建物被害は10万棟超えており建設業者はてんてこ舞いというのが現状であります。

県では被災住宅の応急修理の補助などもあり、住宅が半壊以上の被害を受けた世帯に対し、修理限度額57万6千円までの支援してくれます。

これには、罹災証明や修理見積書、応急修理請書、誓約書 相手方振込先口座登録申請、また、工事完了時に完了報告書などの書類が必要となります。

しかし、この補助金は12月13日が期限となっており、この期間に被災された住宅すべてを修理するなど到底出来るわけがありません。

なので先日、市役所の方に建設業に携わる者の現状とこの期限は延長されたりはしないのかという問い合わせをさせて頂きましたが、この補助は国からの補助になるので市の方では期限の延期を申し出ているが現状ではわからないとの返答でした。

山川工業でも復興の一助となるべくフル活動しております。

住宅の修理などご相談ございましたらぜひ山川工業にご連絡下さい。

 

また施工例など近日中にご報告させて頂きます。

 

まだまだ暑い日が続きますが、皆様お体ご自愛下さい。

 

 

本日より営業再開します!!

この度、地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

また皆様のご無事を心からお祈り致します。

 

 

こちらは未だ断水は続いているものの、自宅、アトリエへの大きな被害はありませんでした。

地震後は、施工で携わったお客様の安否確認やお客様からの問い合わせで震災後強い雨が降るとの予報もあったことから、瓦が落ちてしまった住宅の屋根にビニールシートを簡易的に被せに行ったり、地震によって出来た亀裂に砂利を詰めに行ったりとドタバタしておりました。

余震も徐々に回数も減ってきてはいますが、気象庁からは今後も激しい揺れに注意するよう呼びかけが行われています。

様々な情報を共有しながら、油断せず安全第一で行動されて下さいませ。

 

また、山川工業の問い合わせ先096-380-2897こちらの応答がなかった場合はお手数ではございますが090-5948-3052までご連絡頂きますようお願い申し上げます。

 

震災に負けず、職人、スタッフ一同、一丸となって頑張って参ります。

今後とも山川工業を宜しくお願い申し上げます。

 

漆喰職人のピザ窯

今日は山川工業オリジナルのピザ窯についてご紹介したいと思います。

 

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これどうですか??

私が作ったピザです!!

美味しそうでしょ?

実はこれ、漆喰職人の父が作ったピザ窯で焼いたんです!

 

 

このピザ窯は自宅の一角に作ったものです。

薪に火をうつし、窯内部の温度はだいたい700度まで上昇します

 

さあ、これからピザを焼きます!!

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2分後…

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オーブンで焼いたものもそれなりに美味しいですが、やはり味はもちろん風味も違います!!

ピザを焼くまでの工程も含め孫たちの食欲もMAXに…笑

パリパリもっちり。

たくさん乗せた野菜も全部平らげてくれました!!

 

お客様のデザイン等のご要望にもお応えしながら、山川工業、壁の化粧師が作る本格的な世界で1つのオリジナルピザ窯はいかがでしょうか?

沢工匠 施工例

今回は平屋なのに広々とした住宅の左官、漆喰工事の施工例です。

 

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こちらのダイニングと通路の壁を漆喰で塗らせて頂きました。

 

やはり漆喰と木のコラボレーションは素敵です。

 

照明も映えます。

 

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もう少し写真を撮りたかったのですが、まだ現場で作業をされている業者さんもいらしたので早めに切り上げてきました。

 

随時、施工例や土灯り、漆喰についての情報をアップして行きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

施工例 天草サンタカミングホテル様

先日、リニューアルオープンを致しました、天草サンタカミングホテル様へ「土灯り」を寄贈しに行ってきました!

 

 

 

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オーナー様にも大変喜んで頂き、代表も嬉しそうでした^^

 

 

今回は「サンタの優しさに触れる」と言うコンセプトからの施工となっており、室内は木の温もりが感じられ、漆喰壁はすべて白を基調としております。

まずは玄関!

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室内に入るドアも木です。

こういったドアのホテルって珍しい気がします。

なんだか心がほっこりしますね。

 

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窓も広々としていて日当たり抜群です。

テーブルや椅子にもこだわられていて、おしゃれで居心地のよい空間です。

この室内にある柱も漆喰で塗らせて頂いております。

 

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ここは照明が入るスペースなのですが壁との隙間が狭いこともあり、難易度が高いのですが職人の技術の見せどころと言わんばかりに素敵に仕上がっておりました。

 

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照明をつけるとこんな感じです。

漆喰の白と照明のオレンジが相成って、なんだか優しさが感じられますね。

 

次は水回りです。

 

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こちらの洗面台の壁も漆喰です。

 

漆喰は関係ありませんが、ちなみにこちらが浴室です。

 

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ジャグジーがついていて、広々とした浴室でした。

 

 

 

そしてこれが室内の漆喰壁を至近距離で撮影した写真です。

 

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ただ白といっても、こういった模様を入れたり様々な技術を凝らす事で、室内の印象は格段に変化します。

漆喰は色や模様を変える事で新たな魅力を無限に見出すことが可能なのです。

 

最後に天草サンタカミングホテルのロビーです。

 

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「家族でサンタの優しさに触れてリラックスできる空間」という事で子供たちが遊べるこんなスペースも併設されていました。

そして、至るところにサンタさんやクリスマスを連想させるものが飾ってあります。

機会がありましたらぜひ行かれてみて下さい!!

 

 

 

 

 

 

 

天草の宝島

 

ブログを更新しようと思いながらも時間がとれずに久しぶりの投稿になりました。

天草サンタカミングホテルのリニューアル工事で客室の漆喰壁の依頼を頂きまして、先月は天草のほうに行っておりました。

 

 

漆喰は天然素材なので漆喰を壁に塗る時の気温や湿度などによって漆喰を練る時の水の量、スサの量などを調節しなければならないのですが今回は客室内壁というととで、雪が降ったりしましたが比較的スムーズに仕事ができました。

気温が高い時や風当たりが強い場所は早く乾くので水を多く調合します。

また気温が低い時や湿度が高い時は水の量を少なく調合したりと壁の表情を見ながら仕上がりを予測します。

 

 

 

柱の角や壁の凹凸などは職人の持っている技術の見せどころです。

均一の厚みで丁寧に仕上げます。

漆喰は生き物なので時間が経つに連れ状態が変化します。

いかに短い時間で正確さを失わずに仕上げるか、という事も重要になってきます。

 

 

今週は天草カミングアウトホテルのオープンという事で、代表が2週間程前から仕事の合間や休日に制作していた土灯りを寄贈しに行こうと計画しています。

今回の土灯りは、オーナー様の意向でホテル室内の漆喰壁を白で統一しているので、それに合わせ白を基調にしたものとなってます。

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まだ最後の仕上げなどありますが、ホテル室内の施工などと一緒に後日、改めて写真をアップさせて頂きます。

年末年始のお知らせ

今年も残すところあと僅かになりました。

今年は山川工業にとってたくさんの出会い、変化のある1年になりました。

漆喰の魅力を多方面に発信する為、CUBEさんにホームページを依頼し、制作して頂きました。

お客様により身近に漆喰を感じて頂くべく、漆喰が織りなす空気感や、その美しさを体感できるアトリエを作りました。

来年はより多くのお客様に満足して頂けるよう、『職人は死ぬまで修行』と言う代表山川静二の言葉を胸に、日々漆喰の技術を磨き、漆喰に新しい風を取り入れながら山川漆喰の魅力を今まで以上に発信していきたいと思っております。

 

 

尚、当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。

 

 

〔年末年始休業期間〕   12月31日~1月3日

 

 

 

時節柄、皆様ご多忙のことと存じます。

くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

来年も相変わらずのご愛顧をお願い申し上げて歳末のご挨拶とさせて頂きます。

 

 

漆喰壁にすることで日常生活がこんなにも快適になるお話

ようやく寒くなってきましたね!

最近はよく風邪をひいた、感染性胃腸炎になったという話を聞きます。

健康に過ごすためには予防がとても大事ですよね?

 

 

今回は漆喰の素晴らしい性質についてご紹介します!!

 

 

 

さて、私事ですが先日インフルエンザの予防接種を受けてきました!

これから年末にかけてイベントが目白押しですからね!

避けれる病は避けたいものです。

 

 

 

皆さん『絶対湿度』ってご存知でしょうか?

誰もがなりたくないインフルエンザ。このインフルエンザの流行の影には「絶対湿度」というものが深い関係にあるといわれています。

では、この「絶対湿度」とは何なのか?

湿度は皆さんもよくご存じだと思うのですが、実はこの湿度とは違ってきます。

検索してみると様々な情報が出てきます。

 

 

 

絶対湿度に着目した有効な予防法については、やはり加湿しかないようです。

インフルエンザもそうですが、ウイルスというものは湿度に弱いですよね。

近頃は空気清浄器に加湿機能が加わったものも多いですしこの季節になると加湿器を利用するご家庭も多いかと思います。

しかし、そうなると室内の温度と外気の温度差で結露が発生したりしませんか?

するとせっかく加湿することでウイルス対策をしたのに、今度は結露で発生したカビによって病を引き起こすこともあるのです。

カビの種類としては、皮膚を侵すもの(水虫など)、内臓を侵すもの(肺炎・髄膜炎など)、アレルギーを起こすもの(気管支喘息・アレルギー性鼻炎など)が挙げられます。

 

 

 

そこで!!漆喰壁の出番です!!

漆喰の成分は石灰岩です!

生石灰に水を作用させると、消石灰が得られます 。

消石灰を得るには、少量の水を作用させ、消石灰の粉末を得る方法と、多量の水を作用させ、クリーム状の生石灰クリームを得る方法が

あります。 消石灰が漆喰の原料となります。

消石灰は、最近では鳥インフルエンザの防疫・消毒、伝染病防止として使われたりしていましたね。

このようにして得られた消石灰に糊や主に植物性の繊維などを加えたものが漆喰で、水を加えよく練って、コテで塗ります。

漆喰は気硬性といって、空気中の炭酸ガスを取り込みながら硬化し、もとの石灰石成分に戻って行きます。

漆喰は細菌やウイルスを吸着し抑制する効果があるといわれています。

 

 

 

そして!!

漆喰はカビに強く、吸湿性・放湿性にも優れており、室内の空気を浄化してくれます。

 

 

 

さらに!!

漆喰は不燃です!

火災時に死亡する原因は、煙に巻かれての窒息死が大部分を占めています。

そして化学合成建材から発生する有毒ガスは大変危険な場合があります。

 

 

 

一般的なイメージだと漆喰はあまり馴染みがない場合も多と思うのですが、実は通常生活と深く関わった効果をもたらすこともあるということがよくわかります。

さらに漆喰壁には特徴的な風合いと質感があり、和風建築や洋風建築など幅広く採用されています。

経過年数を経ても安心して過ごせる住まいの壁として、また、飽きにくい外観やインテリアにも非常に多く重宝されています。

しかしながら、漆喰は塗り壁ですので熟練した技術がないと施工が難しいのです。

 

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家とは、家族が笑顔で安心して、尚且つ健康に過ごせる場所でならなくてはいけないと思っております。

ぜひ私たちの技術を山川工業アトリエに見にいらして、山川漆喰を体感されて下さい!!

 

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